春近し「やしょうま」作り 諏訪市地蔵寺

長野日報社 地域 2017年2月15日

 諏訪市岡村の地蔵寺は15日、釈迦の涅槃会(ねはんえ)に供える花餅「やしょうま」作りを行った。同寺婦人部(芦沢フサ会長)の恒例行事で、会員と一般の約30人が参加。米粉で作った桜やツバキ、アヤメ、人気アニメ「アンパンマン」の顔のきれいな絵柄に、参加者たちの顔がほころんだ。
 釈迦が2月15日に差し出された粉で作った餅を口にして「おいしかった」と言い息を引きとった、との由来が伝わるやしょうま。同寺の篠崎紀久子さんの指導で30年以上続く。絵柄ごと4班に分かれ米粉2キロずつ使い、よくこねて、青のりで緑色、コーヒーで茶色などに着色した。各色を棒や板状などにして、白をベースにそれぞれの模様に組み合わせた。
 直径20センチほどになった生地の断面に、アヤメの花びら、満開の桜の木などの柄がくっきり表れると「きれい」と歓声が上がった。さらに生地を太さ5センチにのばし、厚さ1センチの輪切りにした。女性たちは「1年たつと忘れるけれど、やっているうちに思い出す」「けっこう腰を入れて重労働」など会話も楽しみながら手を動かし、皿を花模様で飾った。
 やしょうまを供えて法要を行い、全員で味わった。新たな参加者もおり、芦沢会長は「寒い時に大勢来てくれてありがたい。やしょうまを作ると春が近くなったと感じる」と話していた。

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