子どもたちに夢を与えられる選手になります―。東北楽天イーグルスへの入団が決まった桜丘高校3年生、中川大志選手(18)の入団祝賀会が23日、豊橋市牛川町の豊橋出雲殿で開かれ、中川選手は出席者300人を前に、力強く抱負を語った。
中川選手が6年間学んだ桜丘中学、同高校を運営する桜丘学園の主催。同学園の関係者ほか、県高野連の役員や、中川選手が小学生のときに所属していた硬式野球クラブ新城ベアーズの指導者らが顔をそろえた。
中川選手は18歳とは思えない堂々とした姿。壇上から「自分がプロ野球の選手になれたのは、周囲が支援してくれたおかげ。感謝の心を忘れず、謙虚にひたむきに野球に取り組みます」と述べ、最後に「子どもたちに夢を与えられる選手になります」と誓った。
中川選手のプロ入りを最も喜んだ1人が父親で桜丘学園教諭の中川明智さん。明智さんは「大志には苦労してほしい。これでもか、というほど打ちのめされればいい。そしてそこから這い上がってきてほしい」とプロの厳しさを見据えながら、万感の思いを込めて激励した。
来賓あいさつには、県高野連の神谷良治理事長はじめ、明智さんの恩師で成章高校野球部の糟谷寛文監督らが立ち、神谷理事長は「プロ入りはゴールではなくスタート。プロは弱肉強食の厳しい世界だが、し烈な競争を勝ち抜き15年、20年と働ける素晴らしい選手になってください」とエールを送った。
また糟谷監督は「東三河ゆかりの選手はプロに何人かいるが、生まれも、高校も東三河という選手は少ない。大志君は、その数少ない選手としてプロで活躍し、東三河の野球少年に夢を与えられる選手になってほしい」と期待を寄せた。
中川選手は正月を地元で過ごした後、年明けの1月9日には仙台の楽天選手寮に入寮。すぐに合同自主トレに参加する。
背番号は球団のはからいで松井秀喜選手の「55」を超す「56」、高校時代は投手だったがプロでは内野手としてスタートを切る。
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