豊橋市長選 佐原氏、市政変革訴え初当選

東愛知新聞社 行政・政治 2008-11-11

豊橋市長選の投・開票が9日行われ、自民党の推薦を得た新人で前国土交通省中部地方整備局副局長の佐原光一氏(54)が前県議の小久保三夫(67)と現職の早川勝(67)の両氏を押さえて初当選を果たした。選挙は3氏が競り合う「ダンゴ状態」で推移したが、同党の山本明彦衆院議員や県議、市議らの支援を得て戦いを進めた佐原氏が5万票余を獲得して当選。小久保氏も幅広い層の支持を集めて佐原氏に肉薄した。善戦だった。早川氏は連合愛知の支援を受けたが、多選批判を跳ね返すことができなかった。投票率は伸び悩み、45・55%にとどまった。
 佐原氏は自民党支持者の8割余をまとめ、さらには政党の支持なし層にも浸透して栄冠を手にした。
 その勝因には、米大統領選で民主のオバマ氏が圧勝したことも影響しているようだ。佐原氏はオバマ氏と同じ「チェンジ」を合い言葉に掲げ、早川、小久保両氏より「ひと回り以上若い」点を強調。市政の変革と若返りを訴えて、勝利に結び付けた。
 当初は中学、高校時代の同級生中心だった後援組織を夏に自民の県議、市議中心に切り替え、遅まきながら回転し始め、最後はキッチリと支持の輪をまとめ上げて、初当選を手中にした。
 善戦した小久保氏は県議選以来の地盤の南部地区を中心に全市に支持を拡大。女性の支持も集めたが、佐原氏に振り切られた。
 思わぬ惜敗をきっした早川氏は佐原、小久保両氏の「自民系の股裂き状態」に安心したのか、選対はゆっくりペースの活動を続け、過去3回の市長選の盛り上がりを欠いたまま投票日を迎えてしまった。

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