第18回長野文学賞(長野日報社主催)の授賞式は8日、諏訪市のホテル紅やで開いた。長野文学賞を受賞した小説「家族仕立て」の守時雫(もりときしずく・本名柴理恵)さん(47)=東京都荒川区=と、佳作に選ばれた西牧隆行さん(27)=松本市、北原深雪さん(48)=愛知県春日井市=に正賞の懐中時計と副賞などが贈られた。
今回から小説部門のみの募集としたほか、県内在住者か出身者に限定していた応募枠を取り払ったこともあり、全国から413点もの応募があった。
授賞式で、長野日報社の佐久秀幸社長は「400を超える優秀な作品が集まった」とあいさつ。「活字文化は危機的な状況だが、残さないと、地域はもとより国力の大きな損失になる。今後も執筆活動に精進され、文壇にデビューされるような作品を残してください」と期待を込め、一人ひとりを表彰した。
受賞者を代表し、守時さんは「喜びは後からじわじわとわいてきました。今回の受賞は執筆を続けていく上で大きな励みとなります。関係者や審査員の方々に心から感謝したい」と謝辞を述べた。
今回は1次、2次選考を経て11点の小説が最終選考に残り、作家の藤田宜永氏、詩人の井坂洋子氏、作家の林郁氏が審査。3氏は「応募作品のグレードが高くなった」などと総評していた。
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第19回長野文学賞の作品は来年2月1日から受け付ける。締め切りは同6月15日(必着)。400字詰め原稿用紙で小説30枚以内。未発表作品に限る(同年であれば他の文学賞への同時応募も可能)。作品はコピーして全5セットを送付する。長野日報社内の長野文学賞事務局(〒392-8611 諏訪市高島3-1323-1)へ。