辰野町川島小学校にカラマツなどの間伐材をまきとして使う「カラマツストーブ」が設置され、6日から運転を始めた。お披露目式で児童2人が地元産のカラマツに着火すると、パチパチと音を立てて燃えた。取り付けた1階会議室には別の部屋からいろりを移設。「ふるさと教室いわかがみ」と名付け、授業や読書などで活用する考えだ。
同校出身の町職員、根橋正美さん(60)が3月初旬、林野弘済会長野支部(現日本森林林業振興会長野支部)がカラマツストーブの寄贈先を募集する内容の新聞記事を見て、「川島小を卒業し、この地で還暦を迎えられることに感謝を込めて」と、学校に相談して応募した。
ストーブは6月に届き、以降、煙突や断熱用のタイルなどを設置した。ストーブ以外の費用は、根橋さんが同年生に呼び掛けてつくった「川島小学校に薪ストーブを贈ろう会」(15人)が地域住民に呼び掛けて集めた。約100人から476,000円が寄せられた。
全校児童27人が参加したお披露目式で、伊東重明校長は地域の協力に感謝した。同校は近くに1.3ヘクタールの学校林(国有林)があり、根橋さんは「ストーブの火を見て山の木を思い出して。ストーブを囲んで冬を乗り越えてほしい」と呼び掛けると、児童代表の溝尾彩夏さん(6年)は「みんなで大切に使う」と話した。
贈呈元の同支部の森田栄一支部長や、川島に工房を持ち新たに部屋の看板を作った小宮山敏明さんが言葉を寄せた。
ストーブに火を付けて、アマチュア落語家のすわこ八福神こと小平晴勇さん(諏訪市)の落語を楽しんだ。今後、学校林から切り出したヒノキをまきとして使う予定にしている。