麦畑復活し、うどん作りで地域おこし

紀伊民報社 地域 2008-11-06

田辺市秋津町の住民らでつくる「とんぼくらぶ」(松本匡史代表、約30人)は地域に広がる休耕地に小麦を植え、かつての秋津で見られた麦畑の復活に乗り出す。今年は地元住民から畑を借り、8日に麦の種をまく。その小麦でうどんを作り、特産品化して地域おこしにつなげることが目標だ。松本代表(54)は「地域の子どもからお年寄りまでが一緒に活動できる場づくり、休耕地対策としてぜひ成功させたい」と話している。
 50年ほど前、秋津地域では米作りの裏作として麦を育てていた。一面に麦畑が広がり、春になると、たくさんのヒバリが飛んでいたという。そんな昔の秋津の景観を復活させる試みで、題して「ひばりカムバック秋津」。増える休耕地の活用、麦作りを通じた地域住民の交流なども目的にしている。
 とんぼくらぶは、かつての青年団を復活させようと年齢、地域を超えて人が集まり、地域活性化、仲間づくりに取り組んでいる。動鳴気渓の桜まつりや福祉フォーラム「こいのぼりの会」、上秋津地区の花まつり、公民館行事などに参加、協力している。
 8日は、同市秋津町の畑(約10アール)で麦の種をまく。地元の子どもやお年寄りらが参加し、来年の5月下旬~6月初めに収穫する予定。
 種まきのほかに秋津地区多目的研修センターで、梅を入れた地元ならではのうどん打ち体験もする。さぬきうどんインストラクターの片山恵生さん(上富田町朝来)が講師を務める予定。
 また、手打ちうどんの技術取得に向け、とんぼくらぶ主催で、収穫に間に合うよう来年3月までに計6回、小麦を使ったうどんやパンを作る教室を開く。地元公民館を通じて参加者を募る。うどんができれば、地域の人たちに試食してもらう計画だ。
 とんぼくらぶのホームページも作成し、小麦の生育過程を地域に発信する予定。

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