今年11月8日で湿原の保全に関する国際条約、ラムサール条約に登録されて3周年を迎える名蔵アンパル(157ヘクタール)は、日本野鳥の会八重山支部の活動が休止し保全活動の核となる団体がないことから、新たに「アンパルの自然を守る会」を結成する動きが出ている。島村修氏(82)を代表世話人にアンパルに関心を寄せる市民が16日、観察会を兼ねて準備会を発足させることになった。島村氏は「多くの人に入ってもらいたい」と話している。
アンパルについては1972年に発足した八重山野鳥の会(日本野鳥の会八重山支部の前身)が重要性を指摘し続け、条約登録に向けた条件整備をするなど、アンパルを保全する活動の核となっていたが、ここ1、2年活動がないことから9月には支部認定を取り消されたという。
こうした現状に危機感を抱いた有志が守る会を結成することになった。元名蔵での大型宅地開発計画、赤土汚染の進行、不法投棄、利用者のマナー低下など「アンパルを破壊する圧力がかかっている」と指摘する。獅子森の自治会や元名蔵の住民も賛同しているという。
島村氏は「ラムサール条約に登録され、その後の動きはない」として「まずは会員の勉強会から始め、守るためのアクションを起こさなければならない。これ以上汚さず、豊かなアンパルを子々孫々に引き継いでいけるような活動をしたい」と話す。アンパルに立ち入る際のルールづくり、適正な利用を図るための散策路整備などについて提言したいと考えている。
観察会は16日午後1時、石垣やいま村(旧八重山民俗園)に集合。観察会終了後に準備会を開く。
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