豊川高校の女子駅伝部が2日に知多市で開かれた第20回全国高校駅伝大会の県予選で1時間7分22秒の県高校新を叩き出して優勝。同タイムは全国トップクラス。創部わずか3年で全国トップに駆け上がった原動力は森安彦監督のユニーク指導、そして優しい人柄だった。「素晴らしい監督です」。選手の監督に寄せる信頼は強い
1時間7分22秒は、ほとんどの都道府県で予選を終えた現段階で全国トップ。コースが異なるので単純な比較はできないが、昨年全国大会で2位に1分10秒の大差をつけて優勝した立命館宇治(京都)のゴールタイムをわずか16秒下回っているだけだ。「全国優勝の最右翼」とみなされている。
チームを率いる森安彦監督は、岐阜県の中津商出身で、実業団のホシザキ電機ではマラソン走者として多くの大会に出場した。
森さんの豊川で行う練習の最大の特徴は、練習というより練習後の体のケア。2人1組みとなって互いの足の筋肉をほぐしあう。「練習時間よりもケアの時間が長い。それが私の特徴かな」と笑わせる。
だが、あるときしんみりとこう言った。実業団時代は仕事と練習の両立が難しく、「十分に体の手入れをする時間がなかった。だから、故障も多かった。子どもたちには、そうした辛い思いをさせたくないんでね」。
部員1人ひとりと真しに向き合うのも森さんのやり方だ。中学時代、全国大会に出場するものの活躍できなかった伊澤菜々花さん(2年)には、入学が決まったとき「絶対、いい思いをさせてやる。一緒に頑張ろう」と励ました。
「今年は全国で優勝争いに絡めそうだ」と手応えを口にする。号砲は12月21日。全国の注目が集まる。
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