諏訪市上野で4日、同地区特産で「信州の伝統野菜」にも認定されている上野大根の天日干し作業が始まり、たくあん漬けを作る上野大根加工組合の組合員が、収穫されたばかりの大根をすだれ状につるしている。今季は3万3000本の加工を予定。間もなく漬け込み作業も始まり、来年3月には身の締まった人気のたくあん漬けが食卓に届けられる。
天日で干すと、たくあん漬けにした時に甘みが増し、日持ちが良くなる。県道沿いにある約10アールの敷地には、小型のパイプハウスの骨組みを利用した長さ30メートルの干し場を4列設置。上部に引っ掛けたひもに組合員が井桁状に大根を掛けていき、白いカーテンが出来上がっている。
同組合によると、天候に恵まれれば1週間前後で干し上がり、風味を出す柿の皮やナスの葉とともに漬け込む。笠原寛人組合長(73)は「日照不足で生育を心配したが、品質は良好で、いいたくあん漬けができると思う。和食が見直されており、需要が伸びてくれれば」と話していた。