中国・内モンゴル自治区フフホト市のモンゴル民族歌舞団の公演が3日、伊那市のいなっせ(市生涯学習センター)であった。馬頭琴をはじめとする民族楽器の演奏や民族舞踊など多彩なステージが繰り広げられ、来場した約150人がモンゴル民族の伝統文化を堪能した。
いなっせ開設5周年記念事業の一環で、同実行委などが主催した。フフホト市は、同自治区の政治や文化の中心地として知られ、同市民族歌舞団は自治区内屈指の歌舞団とされる。
華やかな民族衣装をまとったメンバー14人が出演し、約20の演目を披露。故郷を懐かしむ民謡「センチドマ」では、雅楽で用いられる笙のルーツの楽器や竹笛などによる哀愁を誘う調べに合わせ、歌い手が伸びやかな歌声を披露。馬が疾走する様子を表現した曲を打楽器や馬頭琴でたくみに演奏した。女性4人が、茶わんを頭に載せて踊る民族舞踊もあり、来場者はバランスを保ちつつ、しなやかに舞う姿に見とれていた。
伊那市にゆかりがある元団員のウリアナさん=東京都=は「伊那市で公演が実現でき、感激」と喜んでいた。