有識者や動物愛護団体で構成する県動物愛護推進協議会は、地域が主体となって猫のトラブルを解消するため「飼養・管理についてのルール」(仮称)づくりを始めた。
骨子案では飼い猫を野良猫化させないために「繁殖制限」や「屋内飼養」「飼い主の所在の明確化」「猫への理解を深めてもらうための啓発」などを盛り込んだ。基本ルールが固まれば、モデル地区を設けた試行も検討している。
犬と違い、猫には登録、つなぐ義務、保護措置などの法的規制がないため、住居侵入や庭へのふん尿などトラブルの根本的な解決方法がないのが現状。無責任に餌を与えることで繁殖も進み、県動物愛護センターや保健所に引き取りや、保護で収容される猫は2000年度以降、3000匹以上で推移している。
事務局の県食品・生活衛生課は「命あるものとして、野良猫と地域住民の共生を図るとともに被害を減少させるため、地域住民が主体となった対策案を本年度中にまとめたい」と話している。
同協議会では県動物愛護推進員100人の委嘱を目指しているが、1市15町1村で推薦がなく、「意欲的に取り組んでもらえる人を探したい」と話している。紀南では印南町、白浜町、上富田町、すさみ町、北山村、古座川町、串本町で推薦者がいない。