第9回全国伝統花火サミット(同実行委員会主催、文化庁後援)が2日、蒲郡市海陽町で開かれた。手筒花火や仕掛け花火を中心に県内外の保存会20団体が参加。花火奉納のための住民理解や活動方法など意見を出し合った。夕方からは大塚海浜緑地で実演が行われ、約1万人の観客を魅了した。
サミットに参加したのは手筒や仕掛け花火の団体。ほとんどが神社などで行われる地域行事に合わせて、氏子たちが中心となって仕込みから奉納煙火までを製作している。手筒以外の綱火や仕掛け花火では県や市町村の無形民俗文化財に指定される。
蒲郡市では10年前に地元青年会が中心となって再結成された「西町に組煙火保存会」の鎌田忠臣顧問が「手筒花火は行う側と見る側の感覚は違い、協賛への理解が得られない場合もある。子どもたちに正しく火の扱いを伝える教育の場になるため、多くの人たちに理解を求めている」と報告した。
豊橋手筒花火保存会や長野県の下清内路煙火有志会のメンバーは「青年たちは自らの生活を優先させる傾向にあり、今後は継承していくかが課題」と話していた。
この後、大塚海浜緑地で行われた実演では、蒲郡市内8団体の手筒花火を皮切りに、風車状にまわる華麗な仕掛け花火や、一直線上に火が走る綱火がそれぞれ披露された。
サミットは全国各地の伝統花火技術、文化の継承、地域振興を目的に2000(平成12)年に豊橋で第1回が開かれた。来年は東京での開催を目指している。
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