「やなぎまつたけ」を新城の特産品に

東愛知新聞社 社会 2008-10-30

「やなぎまつたけを新たな特産品に!」。新城市鳳来地区の旅館や観光、農協、林業関係者らが29日、地域ブランド化に向けた会合を開いた。かねてから地元食材として注目していた“やなぎまつたけ”にスポットを当て、地域資源をいかして観光の活性化につなげようというのが狙い。同日は、市学童農園山びこの丘に関係者約30人が集まり、全国展開の方策など探った。
 やなぎまつたけは、オキナタケ科フミヅキタケ属のキノコで、同市山吉田の県林業センターが育種・開発した。以来、旧鳳来町シルバー人材センターで栽培・販売を手がけ、鳳来の秋を代表する人気食材として広く親しまれてきた。
 しかし、現在市内に栽培農家はなく、販売もストップ。一部旅館が岡崎市内の業者から仕入れ、細々と宿泊客に提供している状態だったため、「せっかくの鳳来ゆかりの食材。これではいけない」と地元商工会が中心となり、復活に向けて組織を立ち上げた。
 名付けて「やなぎまつたけプロジェクト実行委員会」。鳳来商工会会長で湯谷観光ホテル泉山閣社長・片桐幸信氏を委員長に、商工会、旅館、農協、森林組合の代表ら委員19人で構成し、今回、活動を本格化させた。
 同日は、これまでの経過説明などが行われたあと、やなぎまつたけの成分や機能について、伊藤友美・愛知みずほ大准教授が講演。抗酸化・抗炎症性に優れた点などが紹介され、今後のアピールの参考とした。
 また、実際にやなぎまつたけを使ったコース料理も披露され、絹姫サーモンとのカルパッチョや、三河豚との蒸し物などを試食。くせがなく、シャキシャキとした食感に、豊富なバリエーションの可能性を実感した。
 今後、同委員会は、12月4、5日の1泊2日で、名古屋や浜松圏の旅行代理店、マスコミ関係者を招いたプロモーションツアーを実施する予定。これを認知度アップの足がかりとした上で、来年度以降は、一層のPRと生産体制の強化を図る考えだ。

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