アマゴの採卵始まる

紀伊民報社 経済 2008-10-28

近畿大学新宮実験場

アマゴやアユ、チョウザメなど淡水魚の研究を進めている新宮市高田の近畿大学水産研究所新宮実験場で28日、アマゴの採卵が始まった。この日は約140匹から採卵、受精した。
 所員らは前日に選んだ2年魚の雌(体長約40センチ、重さ約700グラム)から直径約5ミリ、重さ約0・1グラムの黄色い卵を取り出した。さらに雄(体長約50センチ、重さ約1キロ)から取り出した精子を掛けて授精させた。採卵数は150万粒を見込んでいる。
 親魚は、鮮やかな斑紋や朱赤点のある優良個体を選んで選抜育種を繰り返している。魚体が美しく釣り用に人気があり、京阪神からの引き合いも多いという。すでに奈良県の養殖業者から60万粒の注文が入っている。
 今年は水温が上がる夏までの成長が良く、例年より大きく育っている。計1600匹の雌から採卵する予定で11月下旬まで続く。ふ化までの日数は、水温によって変わるが、おおむね1カ月半。子魚はふ化した後1カ月程度で餌を食べ始める。

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