伊仙町西犬田布地区(牧一美区長、百三十五世帯)で二十六日、休憩施設の屋根のかやぶき作業が行われた。地区民がボランティアで参加。多くの住民が見守る中、もち投げを行って施設の設置を祝った。
施設は木造平屋建て十九・八平方メートル。かつて集落内にあった憩いの場所を復活させようと、「塩組合ましゅ屋」(水本美枝代表)の会員らが提唱、伝統的な建築である「かやぶきの家」の技術継承などを条件とした県の支援事業を受けた。リュウキュウマツなど地元産の資材を使い、カヤは青年団や婦人会、老人会などが総出で調達した。
この日は朝から、かやぶき屋根をふいた。経験のあるお年寄りの指導で、青壮年が作業に取り組んだ。憩いの施設造りを提唱した一人、佳久一美さん(77)は「(西犬田布は)結束の強い地区。昔のユイの精神が戻ったようだ。約五十年ぶりのかやぶき作業。お年寄りたちもうれしそう。いい場所にしたい」と話した。
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